【田村藤夫さんが感じた手ごたえ】中日石伊雄太 正捕手への確かな可能性とその根拠

宮崎で行われたフェニックスリーグを視察した田村藤夫氏(66)のプレミアムリポートは、中日の石伊雄太捕手(25=日本生命)の来季への展望です。

プロ野球




◆石伊雄太(いしい・ゆうた)2000年(平12)8月18日生まれ、三重県出身。近大高専、近大工学部から日本生命に進み、24年ドラフト4位で中日入団。3月28日DeNA戦(横浜)で初出場。1年目は85試合、52安打、打率2割2分1厘、3本塁打、21打点。178センチ、84キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1000万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272


■「捕手はなによりも試合に多く出ることが大切」


石伊は社会人野球の名門・日本生命からドラフト4位で入団し、ルーキーイヤーは85試合に出場して打率2割2分1厘、そして盗塁阻止率はリーグではヤクルト古賀、巨人岸田に次ぐ4割1分3厘という数字だった。

ちょうど石伊捕手と短く言葉をかわす前に井上監督と雑談をしていた。その中で来季の捕手について話題が出たのだが、その時の雰囲気から、井上監督は石伊にかなり期待をかけていることがうかがえた。

今回のフェニックスリーグに参加させたことも、試合に出る体力をつけさせるテーマを与えていたことから、来季は私なりに想像して120試合、打率も2割4分という数字が頭に浮かんだ。


中日でもコーチを務め、多くの捕手を育て上げた田村さんの分析は鋭い。その言葉のすべてを、有料会員登録でじっくり読み込んでください。

本文残り76% (2691文字/3548文字)

1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。