【バチバチ!!ハムのライバル関係】進藤勇也&田宮裕涼にそれぞれ本音を聞いてみた

キャンプ取材に走った田村藤夫氏(66)は、日本ハムの沖縄・名護キャンプで、若い捕手2人のバチバチのライバル関係に遭遇しました。

今回のプレミアムリポートは、大卒3年目の進藤勇也捕手(23=上武大)と高卒8年目の田宮裕涼捕手(25=成田)に、それぞれ行ったインタビューをお送りします。

プロ野球





◆進藤勇也(しんとう・ゆうや)2002年(平14)3月10日生まれ、福岡県出身。筑陽学園で3年春のセンバツで8強、夏の甲子園は初戦の2回戦で敗退。上武大に進学後、2年で全日本大学野球選手権4強、3年の全日本大学野球選手権で準優勝し敢闘賞を受賞。侍ジャパン大学代表。23年ドラフト2位で日本ハムに入団。24年6月18日阪神戦(甲子園)で1軍戦初出場。通算15試合、2安打、打率6分9厘、0本塁打、0打点。182センチ、91キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1200万円。


◆田宮裕涼(たみや・ゆあ)2000年(平12)6月13日、千葉・山武市生まれ。成田から18年ドラフト6位で日本ハム入り。20年9月27日オリックス戦(京セラドーム大阪)でプロ初出場、初安打。23年9月25日楽天戦(エスコンフィールド)でプロ初本塁打、初打点をマークした。通算219試合、160安打、打率2割6分3厘、10本塁打、60打点、15盗塁。175センチ、84キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸5000万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272


■対ソフトバンクCS第6戦でスタメン「ヨッシャー!」

★進藤選手インタビュー


田村ああ、お疲れさま。


進藤こんにちは。よろしくお願いします。


田村あれ、なんか体ますます大きくなったね。


進藤はい、脂肪率などのいろいろデータを教えてもらいながら、計画的にトレーニングをやってきました。


田村ああ、そうなんだ。だいぶプロのキャッチャーらしい、がっちりした体格になったな。


進藤そうですか。ありがとうございます。


田村これなら、今季は夏場にバテなくて済むかも知れないね。


進藤はい、そういうことも頭に入れながらしっかりコンディションを上げていきたいと思っています。


田村去年は、本当にいい経験したと思うよ。


進藤はい、そう思います。


田村特にシーズン終盤からCSにかけてグッと成長して、試合でもスタメンマスクを任されるようになったものね。


進藤はい。


田村ファイナルステージでは、どんどんスタメンマスクかぶったね。あの時は、どうだった?


進藤はい。実はソフトバンクとのCSの第6戦でスタメンと言われた時、心の中で「ヨッシャー!」って叫んでました。


田村ええ、そうだったんだ。


進藤はい。


25年10月19日、ソフトバンクとのCSファイナル第5戦で田中とハイタッチする進藤

25年10月19日、ソフトバンクとのCSファイナル第5戦で田中とハイタッチする進藤


田村いや~、それはちょっとすごいな。普通は「エッ! ウソだろ!」って思って、驚きの方が勝ってしまうと思うんだけど。


進藤いえ、そういうのはなくて、「ヨッシャー」でしたね。


田村そう。そのメンタルは本当にすごいな。


進藤ありがとうございます。


25年10月15日、ソフトバンクとのCSファイナル第1戦で安打を放つ進藤

25年10月15日、ソフトバンクとのCSファイナル第1戦で安打を放つ進藤


田村だって、大一番だよ。負けたらシーズン終了、勝ったら日本シリーズっていう大勝負だからね。緊張も半端ないと思うけど。


進藤はい、緊張はしました。ですが、よくシーズン中に伏見さんに質問させていただいてましたから。


田村ん? どんな風に。


進藤はい。伏見さんには何でも質問させていただきました。その中で、「どうしてもスタメンで出る試合前は緊張してしまいます」と。そしたら伏見さんは「俺も緊張するよ。それは当たり前だよ」って。

そしたら、「あの伏見さんが緊張するんなら、僕が緊張するのは普通かな」って思えるようになりました。そういう心構えがあったからか、プレーに影響が出るほどの緊張はしなくて済みました。


田村なるほど、そういうことがあったんだな。


進藤はい、本当に伏見さんには多くを教えていただきました。


■「ライバルは田宮?」に「はい、負けません。絶対に負けたくない」


田村今年、正捕手どりがかかるな。


進藤はい。


田村やっぱり、ライバルは田宮になるのかな? 一騎打ちだ!


進藤はい、負けません。絶対に負けたくないです。


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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。