【尽きない向上心】DeNA京田陽太に、深く考えさえられた プロが「練習する」こと

田村藤夫氏(66)の「プレミアムリポート」、今回は2月の沖縄キャンプ中に行った、DeNAの京田陽太内野手(31)へのインタビューを中心に送ります。

プロ野球選手が練習することについて、田村氏は京田選手の言葉に触発された様子が伝わってきます。プロにとって、現役選手にとって、練習するのは当然のこととは言え、ひたむきに体を動かし続ける京田選手は、本当に大切なことを深く考えさせてくれます。

プロ野球




◆京田陽太(きょうだ・ようた)1994年(平6)4月20日、石川県生まれ。青森山田では1年春から遊撃でレギュラー。日大では3年秋にベストナイン、4年時は主将。16年ドラフト2位で中日入団。1年目の17年に149安打を放ち新人王。18、20年、全試合出場。22年オフ、砂田毅樹とのトレードでDeNA移籍。通算977試合、打率2割4分3厘、25本塁打、231打点。184センチ、90キロ。右投げ左打ち。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272


■「野球選手ですから、スタメンで出たいです」


田村お疲れさま。どう? 順調?


京田はい、お疲れさまです。おかげさまで、今のところ順調に来ています。


田村今日はセカンドに入っていたね。やっぱり、どこでも守れるようにしっかり仕上げてるんだ?


京田はい。もう試合に出してもらってます。試合に出してもらった方が課題も出ます。本当にありがたいです。


田村そうか。京田はそう言うと思ってたけどな…。


京田もちろんです。使っていただけるんですから。どのポジションの誰がけがしても、いつでも出られるようにしておきたいですからね。


田村そうだよな。


京田でも、僕も野球選手ですから、スタメンで出たいです。すっかり守備固めのイメージがついてしまったと思いますが…。


田村そうだよ。プロ野球選手である以上、スタメンを目指すのは当然だよな。


京田はい。もちろん、チームの勝利のためになんでもするっていうのが基本的な考えです。その上で、どこでもチャンスがあるならスタメンから使ってもらえるように、それが一番ですね。


田村となれば、現状の課題となると…。


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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。