【はるすみペア物語〈中〉】「りくりゅうのように、なりたいな」昨夏授かった助言

フィギュアスケートの世界ジュニア選手権は3月1日(日本時間2日)、カナダ・カルガリーで開幕します。ペアで初出場を果たすのが村上遥奈(14)、森口澄士(すみただ、21)組(木下アカデミー)です。

22年1月に初めて2人そろってのジャンプ「サイド・バイ・サイド」を試してから、わずか1年。愛称「はるすみ」の2人はメダルを目指すジュニア最高峰の大舞台を前に、日刊スポーツのインタビューに応じました。3日連続でお届けする連載の第2回はペア結成後の思い、互いが描いた夢についてお伝えします。

フィギュア

〈ペアで初出場 3月1日世界ジュニア選手権直前企画〉

22年全日本ジュニア、ペアフリーで演技する村上(左)、森口組

22年全日本ジュニア、ペアフリーで演技する村上(左)、森口組

「元々、仲良かったので」中学2年の村上と大学3年の森口

京都・北宇治中2年の村上と、同志社大3年の森口。「はるすみ」にとって7つの年の差は、大きなハードルではなかった。

村上 まず木下アカデミーのみんな仲がいいので、そこまで年の差は考えていませんでした。元々(年上の森口とは)仲が良かったので、組んでみても、特に変わりありませんでした。

森口 中学生と大学生が組んで「(周囲に)どう映るのかな?」とは思いましたが、写真写りとかを見ても「全然大丈夫やん」と思いました。身長差はもちろん、手足のバランスも合っている。全く問題なかったです。

シングルのジャンプの延長線上にある「サイド・バイ・サイド」から練習し、気づいたことがあった。

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。