【千葉百音の言葉】課題は「表情管理。アイドルじゃないですけど」/世界選手権

【モントリオール=阿部健吾】初出場の千葉百音(18=木下アカデミー)がフリー132.82点、合計195.46点を記録しました。大舞台の「段違い」な雰囲気に緊張で目標のノーミス演技はなりませんでしたが「やりきったって思えるような演技ができた」とうなずきました。今後の課題を「意地でも降りるタフさ」と「表情管理」と定めました。現地発の「千葉百音」の言葉をお送りします。

フィギュア

<世界選手権>◇22日(日本時間23日)◇第3日◇カナダ・モントリオール◇女子フリー


順位選手名SPフリー合計
1坂本花織73.29149.67222.96
2イザボー・レビト73.73138.43212.16
3キム・チェヨン66.91136.68203.59
4ルナ・ヘンドリックス76.98123.27200.25
5キミー・レポンド62.64133.38196.02
6イ・ヘイン73.55121.93195.48
7千葉百音62.64132.82195.46
8吉田陽菜64.56130.37194.93
9リビア・カイザー64.05123.19187.24
10アンバー・グレン64.53122.00186.53
11エカテリーナ・クラコワ62.34122.42184.76
12ユ・ヨン67.37115.98183.35
13アナスタシヤ・グバノワ58.66123.76182.42
14オルガ・ミクティナ60.77116.99177.76
15ニーナ・ピンザローネ64.04113.42177.46
16ニーナ・ペトロキナ66.23110.30176.53
17ロリーン・シルト59.41113.49172.90
18マデリン・スキーザス59.65112.13171.78
19ジョセフィン・タイガード61.55105.92167.47
20サリナ・ヨース59.39107.65167.04
21ナタリー・ランゲルバウアー53.81105.74159.55
22ツーハン・ティン56.32101.51157.83
23ミア・リサ・ゴメス55.0992.04147.13
24ネッラ・ペルコネン56.8288.63145.45
演技する千葉(共同)

演技する千葉(共同)

フリーで演技する千葉(撮影・阿部健吾)

フリーで演技する千葉(撮影・阿部健吾)

緊張した演技

――初めての世界選手権終わりましたが、いかがですか

千葉 すごく緊張して、もう緊張しすぎて息苦しいというような感じで、後半はもう正直、 少し気を抜いてしまったら足がもつれてしまうぐらい。最後まで集中力を保つというのが今までで一番難しい演技の中で、途中、ループがやっぱり踏み切れなかったっていうのが一番課題というか、どんなに緊張したところでもしっかり踏み切って降りるっていうのが、今回見つかった課題でもあり目標でもあるので。その後の3つのジャンプを諦めずに跳んで、しっかり自分の演技が終わった時に、ミスはしてしまったんですけど、やりきったって思えるような、そういう演技ができたので、そこは今回の成果かなという風に思います。

フリーの演技をする千葉百音

フリーの演技をする千葉百音

――緊張しちゃったっていうのはどうしてですか

千葉 ショートプログラムの時よりかは、しっかりと1つ1つ自分のやるべきことを分析して。ガッチガチの緊張という感じではなかったんですけど。やっぱり世界選手権っていうその大会の大きさというか、観客のわーって盛り上がってる雰囲気だとか、そういうのが今までと段違いだなという風に感じたところがあったので、そこから来た緊張なのかなと思います。

――枠取りのことなどは何か考えることはありましたか

本文残り50% (1258文字/2522文字)

スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。