生まれたつながり、現地で聞いた観客の声 りくりゅう「THE DESTINY」より

フィギュアスケート・ペアで2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)金メダルの「りくりゅう」こと三浦璃来さん(24)木原龍一さん(33)組が初めてプロデュースしたアイスショー「THE DESTINY」が、7月31日~8月2日に東京辰巳アイスアリーナで行われました。

世界でも珍しいカップル種目特化型のショー。世界各国のトップスケーターも集まり、全4公演のチケットが完売する大盛況となりました。

現地で取材した担当記者は「つながり」に着目。実際に会場でショーを見た人の声も交えながら、コラム形式で「つながり」を描きます。(敬称略)

フィギュア

「THE DESTINY」千秋楽後に取材に応じた三浦璃来さん、木原龍一さん組(撮影・藤塚大輔)

「THE DESTINY」千秋楽後に取材に応じた三浦璃来さん、木原龍一さん組(撮影・藤塚大輔)

「THE DESTINY」千秋楽後に取材に応じた三浦璃来さん、木原龍一さん組(撮影・藤塚大輔)

「THE DESTINY」千秋楽後に取材に応じた三浦璃来さん、木原龍一さん組(撮影・藤塚大輔)

りくりゅうが凝らした工夫

THE DESTINY。

直訳すると「運命」という意味になる。

ここには、りくりゅうの2人のこだわりが詰まっている。

三浦は5月1日に兵庫・尼崎スポーツの森で開催された「ブルーム・オン・アイス」で、次のように説明している。

「ペアとアイスダンスのカップル系の競技にとって、パートナーとの出会いは運命。タイトルに『DESTINY』を入れたいということになりました」

運命という言葉は、かけがえのない出会いや巡り合わせという意味を含んでいると思う。

記者が取材を通して強く感じたのは、今回のアイスショーそのものが出会いや巡り合わせに満ちていたということだ。

見る人がつながり、スケーター同士がつながる。

「THE DESTINY」はそんな場になっていたと思う。

出演者による集合写真(C)THE DESTINY

出演者による集合写真(C)THE DESTINY

りくりゅうの2人は、8月2日の千秋楽後にこう口にした。

三浦ありがたいことに初めてカップル競技を見る方もたくさんいらっしゃって、「ペアとアイスダンスの違いを教えてほしい」といった言葉をたくさんいただいて。6分間練習の技紹介であったり、ペア対ダンスだったり、初めて見る方でも分かりやすいようなアイスショーにしたいなと思っていました。

木原来ていただいた選手全員に楽しんでいただきたいという思いを持っていたので、ショーの最中から「みんなこのショーが楽しくてしょうがない」という言葉を何度も皆さんからいただけたので、自分たちもすごく楽しかったですし、出演していただいた全ての方々に楽しんでいただけたので、ひとつ目標を達成することができてよかったかなと思います。

演技を披露する三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

演技を披露する三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

グラディエーターを披露した三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

グラディエーターを披露した三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

ショーの公演10分前には会場の大型モニターに「拍手・手拍子は大歓迎」「スタンディングオベーションも大歓迎」と観戦方法を紹介したり、寸劇を通じて観戦マナーの周知を呼びかけたりする動画を流した。

第2部には6分間練習を組み込み、ペアとアイスダンスのカップルがスロージャンプやダンスリフトなどを披露する場も設定。リンクサイズを競技用にした上で、明るい照明のシーンを多めに設け、カップル競技の迫力がより伝わるようにした。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。