新境地フリー挑戦「抽象的な表現の難しさにぶつかった」青木祐奈が感じた葛藤と奥深さ

フィギュアスケート女子の青木祐奈(24=日本建物管財)が新境地のプログラムに挑んでいます。

今季の新フリー「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、4つのパートをつなぎ合わせた新プログラム。新たな演目を舞うにあたって、ある葛藤を抱えていました。

合計219・91点で2位となった東京選手権で、その思いを尋ねました。

フィギュア




シニア女子SPで演技する青木祐奈(26年10月2日)

シニア女子SPで演技する青木祐奈(26年10月2日)


「辛さに変わっていった」新フリーで抱えた葛藤


葛藤の種は、力を注いでいる表現力にあった。

合計219・91点で2位となったフリー後の囲み取材。

青木は高得点への高揚感よりも、むしろ落ち着いた態度で演技を振り返っていた。

「今大会では80%ぐらいの完成度にはなったかなと思います。今までしっかりと落とし込めていなかった表現の部分が、少しずつ、自分の中で消化できてきているのかなという段階です」

淡々と言葉を続ける中、苦い感情を口にしたのは、今季への道のりを思い返した時だった。

「表現をしっかりと落とし込めていない時、自分の中でそこにすごくフォーカスしている分、辛さに変わっていきました」

新フリーの「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、初めて依頼した世界的振付師のシェイリーン・ボーンと意見交換をしながら決めたプログラム。水をテーマとする「O」と、炎をテーマとする「Kà」のショーより、4つのパートをつないだ演目となっている。

6月末のドリーム・オン・アイスから披露の場を重ねてきたが、ずっと苦悩を抱えていた。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。