【プロ注目球児が歩む異色の経歴〈下〉】突然の廃部、「想像できない方」でプロ目指す

プロ注目だった高校球児は、ラグビー、そしてアメリカンフトッボールへと戦いの場を移した。アクシデントに負けず、ひたすら前へ進む黒川ラフィの物語。夢を追うのに終わりはない。上中下編の下。(21年9月28日配信。年齢、所属など当時)

ラグビー

アメリカンフットボールでの公式戦デビューとなったアズワン戦でボールを持つ黒川ラフィ(イコールワン福岡SUNS提供)

アメリカンフットボールでの公式戦デビューとなったアズワン戦でボールを持つ黒川ラフィ(イコールワン福岡SUNS提供)

「唐突すぎて…。変に冷静で」

福岡を拠点にするコカ・コーラは、20-21年シーズンで飛躍へのきっかけをつかんでいた。

日本最高峰トップリーグ(TL)の2部相当となるトップチャレンジリーグを3位で通過し、日本一を争うTLプレーオフトーナメントに進出。21年4月17日、三菱重工相模原との1回戦は後半35分まで17-14とリードしていた。TLの相手を土俵際まで追い詰めたが、結果は17-24。シーズンは幕を下ろし、2年契約1年目を終えた黒川ラフィも全体ミーティングに参加した。8月の再始動を確認し、22年1月開幕の新リーグに備えるオフに入った。

それから3日ほど後のことだった。

翌週に集合日を設けるという、チーム連絡が入った。シーズン終了から11日後の4月28日、朝からクラブハウスに全員が集まった。

その場で会社の担当者から突然、21年末でチーム活動を終了すると伝えられた。それは廃部を意味した。

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。