【サカバカ忘年会3】Jリーグを総括 みなさま、どうかよいお年をお迎え下さい!!!

2025年日本サッカーを振り返る「W佐藤」による酒場トーク、最終3回目は「Jリーグ」を語らいます。鬼木達監督(51)率いる鹿島アントラーズが、9年ぶりのJ1制覇を果たしました。勝ち点1差で2位だった柏レイソルの躍進ぶりも光り、見応えのあるおもしろいシーズンとなりました。毎節、会場に足を運び熱戦を見つめたサカバカたちの目には、2025年のJリーグはどう映ったのでしょうか。

サッカー

◆佐藤隆志(さとう・たかし)森保世代の1968年(昭43)生まれ、徳島県出身。91年、日刊スポーツ新聞社に入社。少年時代に読売クラブの与那城ジョージのプレーに魅了され、同じくヒゲをはやしたバルデラマ(コロンビア)のトリッキーなプレーにハートをわしづかみにされる。フリット(オランダ)は憧れの偉人。好きすぎて入社後に髪型をまねたところ「ドレッド」との愛称を付けられた。2010年W杯南アフリカ大会を開幕戦から決勝まで取材。デスク業務を経て、森保ジャパンは24年3月のアジア2次予選から取材。コラム「サカバカ日誌」も書いてます。


◆佐藤景(さとう・けい)1971年(昭46)生まれ、北海道出身。大学卒業後、株式会社ベースボール・マガジン社入社。ワールドサッカーマガジン、サッカーマガジン編集長を歴任し、2022年7月に退社。現在はフリーランスとして活動し、日本代表、Jリーグのほか、スポーツを中心に取材中。第2次森保ジャパンはアジア最終予選のホーム&アウェー、すべての試合を現地で取材した。学生時代に日刊スポーツでバイトした経験を持ち「サカバカ」佐藤記者とは当時、草サッカーでパス交換した間柄。近著は「ミシャ自伝」(ベースボール・マガジン社)

酒は飲んでも飲まれるな―。

忘年会シーズン、街には酔っぱらいの姿が目立つ。今年1年お疲れナマでした! 憂さ晴らしもあってついつい飲みすぎてしまう。

自制心を失うと痛い目に遭う。楽しいひとときを過ごすためには、やはりほどほどがいい。

ほどほど。バランスが大事だということ。酒の話に終わらず、ここはサッカーも同じだ。長いシーズンだからこそ、攻守のバランスが取れたチームこそが勝ち点を積み上げられる。

今季の鹿島は総得点は58で4位、総失点31で2位だった。ただ得失点差を見れば、27でやはり1位。最も攻守のバランスに優れたチームの証左であろう。

優勝を決め、シャーレを高々と掲げる鹿島鬼木達監督(中央)(撮影・河田真司)

優勝を決め、シャーレを高々と掲げる鹿島鬼木達監督(中央)(撮影・河田真司)

9年ぶり9度目の優勝を果たし、胴上げされる鹿島鬼木監督

9年ぶり9度目の優勝を果たし、胴上げされる鹿島鬼木監督

得点王のレオセアラにMVPの早川

佐藤隆(T)最終節までもつれたけど、終わってみれば攻守にバランスが取れた鹿島が優勝した。それぞれの選手が実力を発揮した結果だけど、特に前と後ろの充実ぶりが光った。前には得点王のレオセアラ、後ろにはJアウォーズMVPの早川友基。その2人の存在感は大きかったね。

佐藤景(K)その2人は大きかった。でも、やっぱり鬼木監督はすごいなって思った。個人で5回目の優勝でしょ。過去にタイトルを取った川崎時代のような戦い方ではない。ビルドアップをしっかりしてみたいなボール保持のサッカーじゃなくて、本当に鹿島っぽい勝負にこだわる、細部にこだわるサッカーで勝ち切った。これは監督の力がなかったらできないと思う。素直に感服しました、って感じだね。

T鬼木監督のマネジメントって、やり方としては選手に対して熱くアプローチしていくような。

K過去4回もタイトルを取っている人が、こうやらなきゃ勝てないとか言えば、説得力が違うと思う。最終節、引き分けでも柏に逆転されるかもしれない、勝たなきゃダメだっていうところで、ここまでサブ起用が主だった松村優太と荒木遼太郎を先発させた。やっぱりタイトルを4回取ってる監督だからこそと思った。その試合に至るまでのトレーニングの調子が良かったってことはもちろんあるし、相手左サイドの井上健太もいなかった。松村を右に入れて優位に立てるっていう冷静な判断もあったと思うけど、究極の場面で先発させるっていうことができるのはすごい。

Tあとプラス思うのは、選手たちを平等に見て、いい状態かどうか自分の目で見極めて使おうとしてるんだと思う。誰もが先発になる可能性はあるよってこと。緊張感っていうか、選手個々へのリスペクトが出てるように思う。

2025Jリーグアウォーズで優勝チームの表彰を受けあいさつする鹿島鬼木監督(中央)(撮影・垰建太)

2025Jリーグアウォーズで優勝チームの表彰を受けあいさつする鹿島鬼木監督(中央)(撮影・垰建太)

柏のポリバレント性が生み出す組織力

K同じく優勝を争った柏とはまるで違うサッカーだった。だから楽しめたよね。

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スポーツ

佐藤隆志Takashi Sato

Tokushima

1968年(昭43)生まれ、徳島県出身。91年入社。
希望したスポーツ部に在籍し、2010年サッカーW杯南アフリカ大会、12年ロンドン五輪など取材。デスクを経て現場に戻り、再び大好きなサッカーを取材、執筆しています。
少年時代に読売クラブのジョージ与那城のプレーに魅了され、同じくヒゲをはやしたバルデラマ(コロンビア)のトリッキーなプレーにハートをわしづかみにされる。フリット(オランダ)は憧れの偉人。好きすぎて入社後に髪型をまねたところ「ドレッド」と呼ばれたのは懐かしい思い出です。
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