大相撲の番付をAIに作らせたらどうなるのでしょう 精度は何割? 難しかったのは?

大相撲の番付をAIに作らせたらどうなるのでしょうか? そんな素朴な思いを実現しました。

日刊スポーツNEWS戦略統括室の真弓晶平次長に依頼し、「大相撲番付シミュレーター」を開発してもらい、AIによる番付と実際の番付を比較してみました。

果たしてAIは、どれだけ本物に近づけたのでしょうか?

(この記事はAIではなく、佐々木一郎記者が執筆しています、いつもと同じように、これからも)

大相撲

番付はプロの目を駆使 あえてアナログ

この試みは、実際の番付を否定するものでは決してありません。

大相撲の番付は、本場所の成績をもとにして、千秋楽の3日後の水曜日に審判部が番付編成会議(非公開)を開いて決定します。いわば、強さを示すランキングです。

約600人の力士の番付を、横綱から序ノ口まで1人ずつ、手作業で決めていくのです。このため約3時間もかかります。

PCを使えば、一瞬で決められるかもしれません。例えば、サッカーのFIFAランク、プロテニスのランキングなどは、規定の計算式に基づいて決まります。大相撲の場合は成績の数字だけでなく、相撲内容も含めて、プロの目を駆使して、あえてアナログで決めます。ここに意味があり、面白みがあります。

AIはどれだけできるのか

日本相撲協会は、大相撲という伝統文化を継承していくことが使命でもあります。昔ながらのやり方を続けていくことも重視しているのです。

人の手が入るので、決して機械的ではありません。なので、いくら原則にのっとってAIが予想しても、横綱から序ノ口までをすべて本物の番付と一致させることは不可能です。

同時に、AIはどれだけ実際の番付に近づける予想ができるのか、という点もかねて気になっていました。AI予想と実際では、どこがどう違うのか。その違いに注目することで、審判部の意図が見えてくる可能性もあります。

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スポーツ

佐々木一郎Ichiro Sasaki

Chiba

1996年入社。特別編集委員室所属。これまでオリンピック、サッカー、大相撲などの取材を担当してきました。X(旧ツイッター)のアカウント@ichiro_SUMOで大相撲情報を発信中。著書に「稽古場物語」「関取になれなかった男たち」(いずれもベースボール・マガジン社)があります。