先日、本年度からボートのSGのフライング罰則が厳しくなることが発表された。

ざっくり言えば、優勝戦のフライングは2年、準優は1年、その後のSG(グランプリを含む)を走れない。40~50代の一流レーサーにとって、2年の罰則はあまりに長い。また、ファンの立場からすれば、自分の好きな選手をSGで2年も見ることができない。相当に厳しいルールだ。

ボートレース場の大時計
ボートレース場の大時計

前年度まで優勝戦のフライングは1年、準優のフライングは、SG・4つの出場権を失っていた。既存のルールでも抑止力はあり、とあるSGで優出した選手は「ペナルティーが厳し過ぎてスタート勝負はできない」と優勝戦前に口にしていた。

確かに、昨年のSG、プレミアムG1の優勝戦では、フライングが相次いだ。売り上げの大きなレースの返還は、施行者のダメージが大きい。

だから、罰則を厳しくして、それを防ぐ。理屈は分かるが、最高峰のレースに出場して、これまで以上に、がんじがらめにされる選手の気持ちを考えると、あまりに切ない。

また、優勝戦、準優の罰則が厳しいのであれば、予選のうちに、スタート勝負をしようとならないか。このルールが覆ることは決してないが、ファンの皆さんはどう思います?