女性の自転車競技者層の裾野拡大をテーマにした「トラックサイクリングキャンプin京都向日町競輪」が10月14、15日の2日間行われる。過去にはガールズケイリンの児玉碧衣や、競技でも活躍している太田りゆ、佐藤水菜も参加した。

主催するのは競輪を統括するJKA。ガールズケイリンの選手育成のためと思われがちだが、そればかりではない。21年東京五輪の自転車女子オムニアムで梶原悠未が銀メダルを獲得したように、女子選手が世界のトップクラスと戦えるまでに、日本の競技レベルは向上している。そんな競技者も発掘、育成しようという趣旨のキャンプだ。

今回、募集するのは中学生以上の12歳から30歳までの20人程度で、参加費用は4000円。締め切りは9月12日。競技の経験は問わないし、用具がない参加者は競技用の自転車やヘルメット、シューズなど全て無料でレンタルできる。

初心者は、まずピスト自転車で固定シューズを体験、ロード経験者にはトラックで固定ギアのピスト自転車を体験してもらうなどレベルに応じて指導する。中高生で今後、どんなスポーツに挑戦しようか迷っている生徒にとっては、新鮮で面白い体験になるはずだ。

マイナー種目の自転車は、競技人口を増やすことがレベルアップにつながる。その意味では価値がある草の根活動だと思う。詳しくはWEBサイト「トラックサイクリングキャンプ」で検索してください。