6月21日に68歳を迎える大阪支部の富山弘幸が若々しいレースを続けている。今月初めの蒲郡は圧巻の走りだった。

68歳とは思えない若々しさが魅力の富山弘幸
68歳とは思えない若々しさが魅力の富山弘幸

台風の影響で4日間制(予選3走)に短縮された4日の初日3R、不利な6枠だったが、大外からまくり差して突き抜け、3連単26万円超えの高配当をたたき出した。2日目1Rのイン戦は4着に敗れたが、8Rを3コースからまくり差して再び3連単2万円超えの高配を演出し、ドリーム戦1枠だった長田頼宗に次ぐ予選2位、準優1枠をものにした。

特筆すべきは相棒の55号機は実績がなく、前回使用の鈴木峻佑が「伸びがない」と嘆いていた低調機だったこと。富山は前検特訓を終えて「チルトマイナスでは乗れない」と判断すると、本番までに0度に跳ね、ペラもたたき変えて、戦えるレベルまで引き上げた。通算2000勝を超える百戦錬磨の調整力にも頭が下がる。

それでも準優はパワーの差もあって3着に敗れたが、2015年11月以来の優勝も期待させるシリーズだった。年齢を重ねても活躍を続けられる秘訣(ひけつ)を尋ねると、「ゴルフはやってるけど、他には特にしてないよ。楽しく走れて、うまい酒が飲めれば十分」と、笑って返された。ゴルフのスコアは「85ぐらい」とのことで、こちらも素晴らしい。

記者は7月末に65歳の定年を迎える。富山の足下にも及ばないが、年齢に負けない姿勢を見習えればと思う。