女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は羽田妃希(きさき、20=愛知)を紹介します。

父の竜太郎さん(57)は台湾まぜそば「麺屋こころ」の代表取締役。事業で成功した父の背中を追いかけ、ボートレース界の妃(きさき)を目指します。


羽田妃希
羽田妃希

-ボートレーサーになったきっかけは

羽田 父の友人に勧められました。具体的には元プロ野球選手で中日ドラゴンズで活躍されていた岩瀬(仁紀)さんです。

-すごい大物と知り合い

羽田 父は台湾まぜそば「こころ」の社長をしています。父とよくナゴヤドームへ野球を見に行きました。岩瀬さんの引退試合にも行きましたよ。

-妃希(きさき)という名前は特徴がある

羽田 じつは双子の弟がいて、仰志(おうじ)と言います。弟もボートレーサーを目指して、試験を受けています。

-いわゆるキラキラネーム。妃(きさき)や王子になって欲しいという思い込めて付けられた

羽田 そうだと思います。妃希という名前はすごく気に入ってます。

-学生時代は

羽田 高校の時はバドミントン部でした。全国大会とかに出場とか、そういうレベルではありませんよ。

-デビューしてからは?

羽田 昨年の8月に両膝の半月板を負傷して手術を受けました。9カ月ほどリハビリして復帰しました。

-師匠は?

羽田 原田幸哉(長崎)さんと河村了(愛知)さんです。河村さんにはペラ調整とか、レースでの走り方も含めて、アドバイスを受けています。原田さんはなかなかお会いすることはできないんですが、LINE(ライン)で精神面のアドバイスを受けています。あとはレースを見てもらって、話をしていただいています。

-心がけていることは

羽田 早く1着を取れるような選手になりたいですね。女子戦では同じ愛知支部の深見(亜由美)さんに教えていただく機会が多いです。学んでいきたい。


友人から誕生日を祝ってもらう羽田妃希(左)
友人から誕生日を祝ってもらう羽田妃希(左)

仲間のボートレーサーとの食事会に参加する羽田妃希(右の最前列)
仲間のボートレーサーとの食事会に参加する羽田妃希(右の最前列)

友人の結婚式に参加する羽田妃希(左)
友人の結婚式に参加する羽田妃希(左)

友人と韓国旅行へ出発前の羽田妃希(右)
友人と韓国旅行へ出発前の羽田妃希(右)

-プライベートの趣味は

羽田 旅行へ行くのが好きです。この前は福岡へ、同期のレーサーと行きました。おいしいものを食べるのも好きです。

-好きな食べ物は

羽田 お肉ですね。地元の愛知県の名物では、ひつまぶしが好きです。

-今後の目標は

羽田 師匠の原田さんや河村さんみたいになりたい。

-最後にボートレーサーの魅力とは

羽田 まあ、自営業みたいなもので、結果がすべて自分に返ってくるところが魅力です。努力して結果を出せば、報われるところがいいと言えますね。

※次回は1月10日更新予定


 
 

◆羽田妃希(はだ・きさき)2003年(平15)2月12日、愛知県生まれ。椙山女学園高卒業後、130期生として22年5月常滑でデビュー。双子の弟・仰志(おうじ)さんもボートレーサー養成所合格を目指している。22年の獲得賞金は121万8000円。156センチ、47キロ。血液型O。