【前検リサーチ】

前検タイムはグランプリメンバーが上位に名を連ねる中、地元の西村拓也が6秒83の好タイムをマークした。上野真之介にはわずかに及ばなかったが、シリーズ組では2位タイ。「直線は良さそうでした」と好感触。同時に班の評価も良好だった。「う~ん」というターン回りが来れば、躍進の可能性が高まる。

岡崎恭裕の動きも、いい部類に映った。特訓1本目は6コースからのぞき、2、3本目の行き足も全く引けは取らなかった。10、16、18、20年と4度のグランプリ出場経験がある実力者。こちらもシリーズをけん引するムードが漂う。

椎名豊は13年11月のデビューから待望のSG初出場にたどり着いた。今年は5月G2誕生祭など優勝8度の固め打ち。勢いは見逃せない。「足は普通。初出場でも、やることは変わりません」。初日5Rは持ち味の出る4枠、いきなりの水神祭を狙う。【窪寺伸行】