【12R:優勝戦・決断】

石川、馬袋と内に動きたいメンバーがそろった。石川は2コースまで動けそうだが、馬袋は行き足劣勢の分、動かないとみた。

三嶌が19年7月大村タイトル戦以来、1年8カ月ぶりの優勝を決める。複勝率18・5%とは思えない動きを見せている。回り足だけでなく、他の足も高いレベル。最後もインを死守して、先手を譲らない。

怖いのは石川。2コースなら出足、行き足の良さを生かせる。エンジン素性もいい。的確に差してバックで肉薄する。伸びる平尾は3コースなら攻めて活路を見いだす。地の利ある中辻にも警戒が必要だ。

三嶌 複勝率18・5%を思えば出ている。最初はターン回りが良かったが、足も上々だった。パンチはある。コースは主張する。

平尾 乗りやすくなったし体感が良くなっている。行き足、伸びも悪くない。時間があるので、伸びでもっと上積みをしたい。

中辻 スタートが思ったほど届いていない。行き足、伸びと足はいい。回って押す感じはあるけど、体感が合っていない。

石川 ピット離れはいいし、出足、行き足、ターン回りはいい。優勝戦まで時間があるので本体を扱う。この足なら勝負になる。

杉山 出足、回り足はいいし、行き足も問題ない。スリット付近、バックの伸びは平尾(崇典)選手の方がいい。

馬袋 ターン回りは形になった。伸びは準優で劣勢。上向けば(進入も)考えるが、平尾(崇典)選手らを利用することも考える。