鳥居塚孝博(47=群馬)が、心機一転、復調のきっかけを探っている。現在はA1級ながらも、2023年前期適用勝率は、フライングも事故点もない中で、5・29まで下降。来年1月からB級へ降格する。「最近はペラに迷い、走り方も分からなくなってしまった」と、うつむいた。

それでも初日11Rは2コース差しで2着を確保。近況充実の7号機に「行き足がいいですし、ターン回りも問題ない」と合格点をつけた。不振脱却へ、静かに闘志ものぞかせた。「いろいろ考えながら、でも考え過ぎずに。一から新人のつもりで練習します。頑張ります」。今期はまだ始まったばかり。慌てず、ひたむきに、本来の力を取り戻す。