若松ボート本年度のラストになる4日間シリーズで「ニッカン・コム」杯が開催される。地元の渡辺浩司がシリーズリーダー。若松巧者の吉川昭男に、繁野谷圭介、黒崎竜也、落合直子、松尾昂明が初日ドリーム戦に登場する。また、産休中だった小野生奈が1年1カ月ぶりの復帰を飾る。

シリーズの主役を務める渡辺浩司は、今年すでに福岡で優勝。慣れ親しんだ地元水面で躍動する。同じくドリーム組の松尾昂明も復調ムード。展示タイムが出ていれば、本領発揮のまくりがさく裂する。地元組は山一鉄也、大神康司のベテラン陣に、前川守嗣、河野真也と、A級の層は厚い。

遠征勢では、当地優勝3度で、4節連続優出中の実績もある吉川昭男が代表格。繁野谷圭介、黒崎竜也のドリーム組も存在感十分。実力的には中田元泰がA1級と遜色ないだけに、予選からきっちり勝ち上がってきそうだ。

女性陣は8人が参加する。中でも唯一ドリームに選ばれた落合直子が中心。向井美鈴は今月上旬に走ったばかりで、調整は手の内に入れている。売り出し中の高憧四季は混合戦でも活躍の舞台は十分ある。1年1カ月ぶりの復帰になる小野生奈のレースぶりに注目したい。