坂本雄紀(29=群馬)が超抜パワーで4カド一撃。見事、デビュー初優勝を飾った。2着は菊池峰晴、3着には加藤翔が入った。

スタート展示は枠なりの3対3も、本番では123・546と4カド進入。予想外の並びで一瞬戸惑ったそうだが、「スタートを行く」という信念が揺らぐことはなし。コンマ16のスタートを全速で決めると、強烈な伸びを生かしてスロー勢を一蹴。みるみる独走態勢を築き上げた。「最後までばたばたしたけど、エンジンを信じて行きました。まくって優勝できて、良かったです」。

本家(?)の春のセンバツでは同じ群馬の健大高崎が初優勝。「(健大高崎が)流れを作ってくれました。ありがとうございます」と、感謝の思いを口にした。次走は14日からの桐生と地元に凱旋(がいせん)。さらに5月1日からの地元GW戦と続く。「これからもっと練習して、気合入れて走ります」と、桐生のフレッシュルーキーはさらなる飛躍を誓った。