【12R:ドリーム・決断】

 菊地のイン戦を素直に信頼したい。相棒の24号機は近況の実績で強調材料に乏しいが、スタート特訓では機歴以上の気配を披露するなど、ムードは決して悪くなかった。自慢のスタート力を発揮し、1周1Mをしっかり先マイ。パワフルに逃げ飛ばす。

 Wエース機と呼ばれる48号機を手にした桐生だが、舟足は明らかに劣勢。本番までにどこまで立て直せるか…。むしろ、一撃の魅力を秘めるのは井口だ。センターから豪快に仕掛けて波乱を演出する。森高が4カドから果敢に攻めれば、篠崎にも出番がある。

 菊地 悪くない。自分の感覚では井口(佳典)さんと一緒ぐらい。(桐生)順平より良さそう。いいスタートも決められたと思う。

 桐生 下がってました。ターンもスピードが遅くて乗りやすい感じ。エンジンがいいのは知ってるのでペラとギアケースを見ます。

 井口 班で一緒ぐらい。握り込みは悪いけど、それはみんな一緒なのかな。数字(複勝率31・6%)を考えればいいのかなと思う。

 森高 良くも悪くもない。目立つ足ではない。時間あるし、整備も勝負になるので考える。スタートは勘通り行けると思う。

 篠崎 走りだせば大差はないのかな。でも握ってからの行き足は不安定だった。ここは潮の流れとかもあるのでスタートは難しい。

 石野 下がることはなかった。今、外周りをしてプロペラはまだ見てません。足は普通です。握り込みはあまり気にならなかった。