【窪寺伸行・オレに任せろ】

 前検、初日は完全に篠崎仁志の気配を見誤っていた。19号機は近2回で妨害、転覆、フライングと散々。クランクシャフトにピストンも換わり、前検日に「足落ち」の可能性を想定してしまった。結果、DR戦の篠崎無印で痛恨の2着抜け…。足落ちどころか、展開をとらえる動きに瞬発力があった。

 2日目2走も十分過ぎる爪痕を残した。2Rは道中大逆転で首位を奪い、7R6号艇でも4着ながら3番手を猛追する勢いを見せた。中外枠で見事に2、1、4着。「上出来です。出足がいい。本当に好きな足。自分が一番欲しいところが来てるのは大きい。ペラ調整にも反応してくれる」と相棒への信頼度も高い。時間帯の違う3走を経験したことも大きい。

 月別V実績を見ても、例年この時期にグッと調子を上げるタイプ。「調整の癖とかあるんでしょうね。たまたまではないと思う。でも冬場を克服したい(苦笑い)」。もちろん機力あってのものだが、充実の夏データも本命の強調材料だ。

 篠崎は12R4号艇で登場する。当初は1着で狙う予定が、2日目に当欄を的中に導いてくれた峰竜太が2号艇。毎走メンバーが違うとはいえ、あの切れ味を見ては評価を落とせない。結論は篠崎、峰のセット券。ともに充実の出来で展開を突破してくる。(4)(2)(5)、(4)(2)(6)のBOX。