渡辺一成(36=福島)が昨年10月の松戸以来となるG3決勝に駒を進めた。

準決は打鐘前から踏み込み、吉田拓矢を強引にたたいて先制しての2着。「さすがに距離が長い」と苦笑いしたが「やっと自分の点数くらいに調子が戻ってきてうれしい」と手応えを口にした。

昨年の松戸はシステム障害で2日順延。直後にG1寛仁親王牌と連戦になり、腰痛も抱えて長い不調が続いた。「言いたくないけど、寄る年波には勝てない」。

それでも決勝では先頭を志願した。「最近は意識して先行を増やしている。僕が前でやりたいと言った」。弥彦は過去にG1で2度決勝に乗った得意舞台だ。7車立てで自慢のダッシュが火を吹くか注目される。