競輪、楽しんでいますか?

宇都宮ウィナーズCは清水裕友の連覇で幕を閉じ、大いに盛り上がったようだ。

だが、その裏で行われた京王閣ナイターF2もそこそこ話題が豊富だったのでお伝えしたいと思います。

1、2班戦優勝の地元菅谷隆司
1、2班戦優勝の地元菅谷隆司

A級1、2班戦優勝は地元の菅谷隆司。初日特選は単騎で最後方まくり2着、準決、決勝は地元同士の鈴木玄人に乗っての差し切り快勝と、さすが前期S級の実力を見せつけた。今期はタテ足兼備の追い込み選手として、1着ラッシュの予感がする。注目し続けたい。

チャレンジ9連勝でA級2班特昇を決めた地元山本修平
チャレンジ9連勝でA級2班特昇を決めた地元山本修平

チャレンジ戦では地元山本修平が完全V。これで3場所連続完全V(9連勝)となり、A級2班に特昇、返り咲きが決まった。115期の卒記チャンピオン、在校2位として大きな期待を集めながら最近は極度のスランプに陥ってただけに、うれしいニュースだ。好調の要因について「西武園で練習するようになってから良くなってきました」と言う。この9連勝中は特にトップスピードの高さが光り、1、2班戦でも優勝戦線に絡んでくることは間違いない。頑張れ!

レースだけでなく、ファッションでも他を圧倒した太田りゆ
レースだけでなく、ファッションでも他を圧倒した太田りゆ

そして、ガールズは太田りゆがまくり3連発で完全Vを飾った。特に決勝は6番手発進から2着に6車身差をつける圧倒的な内容だった。ナショナルチームとの二足のわらじで、4月に取手で走った後は再び海外遠征の日々が待っている。「ガールズGP出場は(日程、賞金的に)なかなか厳しい。今年は限られたチャンスでタイトルを取りたい」と言う。7月ガールズケイリンフェスティバル、8月ガールズドリーム、あるいはアルテミス賞が当面の目標になる。

今回は前検日の18日に競輪場に現れた時の写真をご覧いただきます。ジーン・シモンズ(ロックバンド「キッス」のベーシスト)かと見まごうブーツ姿は、レース以上に圧倒的でした。【栗田文人】