日刊スポーツ評論家のヤマコウこと山口幸二氏の次男山口拳矢(24=岐阜)が、実戦デビューとなった4Rを逃げ切りで飾った。

「緩んだところをすかさず行こうと思った。少し長いかなと思ったんですが、自分の持つスピードで行きました」。

8日の松阪で、練習仲間で同じ117期の橋本優己が優勝した。「あれで余計に緊張しました」と言うが、レース内容は落ち着いたもの。「選手紹介で思ったより軽かったし、自分に『いける、いける』と言い聞かせていました」。レースになれば切り替えられる精神力は大きな強みだ。

これでルーキーシリーズから無傷7連勝。準決も、その走りが楽しみだ。