チャレンジ予選1Rは滝本匡平(35=愛知)が後輩の新人、内藤久文をガードしながら鮮やかな差し足を披露した。

両者の作戦は綿密なものだった。滝本は「自分のやりたいことをやってみろといったら、カマシを試してみたいと言ったので、後ろ攻めになる全ての展開を想定して内藤に話しました。結果的に思い通りの展開になって、うまくワンツー(滝本1着、内藤2着)が決まって良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

機動力がある滝本はマーク策を取ることが少ないが「もうわがままを言える年ではないので、番手戦もやっていかないとね」と先を見据えていた。