チャレンジ戦が終わると、合わせて116歳の“長老会談”が始まった。

東日本で最年長の鈴木栄司(59=千葉)が愛車を整備していると、同じS級経験者で大ベテランの野崎修一(57=栃木)が歩み寄って話しかける。野崎の「栄司さん、調子いいっすよね」に、鈴木は「そう、俺はいいよ」とすぐさま返した。

今節の鈴木は直近4カ月競走得点が65点台と思えぬ奮闘を見せている。予選1R・4着は先行の番手回りで懸命に仕事した結果。この日の一般1Rは、目標と離れてから自ら大外を踏み上げ2着になった。

「今はシューズを試行錯誤。初日は踏み出しを重視し、2日目は伸びを求めた。う~ん、明日はどうしよう」。

最終日は一般2Rに登場する。「(高田)隼人と相性がいいんだよ」。昨年6月の小田原最終日以来の1着へ、自信をのぞかせた。