現役では3人しかいない還暦レーサーの鈴木栄司(60=千葉)が、チャレンジ予選2Rで白星を挙げた。

勝利は昨年6月小田原以来、10カ月ぶり。60歳になってからは初勝利となった。

レースは、逃げた島田茂希の3番手を追走。ゴール前は中を割って鋭く伸び、2着の桂馬将人と横一線でゴール。「1着かは分かんない」と引き揚げてきたが、長い写真判定の末、微差での先着と判明。今年2月2日に60歳を迎えた大ベテランは「おれが一番びっくりしてます。中を割ったというか、真っすぐ踏んだだけ」と、控えめに喜びを口にした。

なお、競輪界での最高齢勝利は、19年12月29日に記録した三ツ井勉(神奈川=引退)の64歳2カ月19日。