チャレンジ予選1Rは人気の谷口幸司が3着に敗れ、3連単2万8620円のビッグ配当となった。

波乱を演出したのが樋口有樹郎(32=兵庫)。最終ホーム6番手からのロングスパートで押し切った。

九州ラインと中四国ラインがもつれたところを「ここしかないと思って駆けた」ことが功を奏した。「久しぶりの先行でペースがつかめなかったけど、逃げ切れているのでまだやれますね。チャレンジじゃ、自力も覚悟してますから」と胸を張った。

3月前橋の後に痛風を発症した影響で、2場所前の向日町はボロボロだった。だが、前場所の和歌山は優出と、何とか立て直して今場所に臨んでいる。

「今は大丈夫ですが、いつまた出るのか分からないので、しばらくは痛風との闘いにもなります」。予選の動きなら、今シリーズはやってくれそうだ。