チャレンジ準決3Rは、藤野一良(45=大阪)が直線鋭く伸びて2着をキープ。1着との差はわずか1/8輪差だった。

目標不在の藤野は、山崎航-松尾誠の九州3番手から組み立て。3角で山崎、山本の119期勢が並走になったところを、藤野がまくり追い込みで突っ込んだ。

「まだ伸びが甘い」と反省したが、あくまで謙虚な発言。直線のスピードは目を見張るものがあった。

チ決勝8Rは、同郷の福元啓太マークから逆転を目指す。引退したOB選手からもらった写真の「感動、感謝、感激」と記されたバッグは、まるで藤野の性格をぴったりと表していた。