今期(7月~)はチャレンジへ陥落した渡辺福太郎(36=神奈川)がリズムを取り戻そうと懸命だ。

2分戦の予選2Rは後攻めから押さえ先行で、田村純一の巻き返しを封じて2着に粘った。検車場に戻ってしばらくしても、大粒の汗を流しながら「今日はライン3車だったし、先行するだけと。新人がいなかったし」と、逃げにこだわった思いを話した。

極度の腰痛による不振が長引き、今期の競走得点は代謝制度の審査に関わる70点を割り込んでいる。2日目は今期初の決勝進出が懸かる準決。新人を相手にするとあって「腰は良くないが、頑張るしかない。器用じゃないし、よく考えていく」と奮闘を誓った。