2Rは藤田剣次(45=福岡)が4番手から外を踏んで1番人気に応えた。

初日は7着に大敗し「小竹(洋平)君はいつも頑張ってくれているから、ぎりぎりまで待ったけど駄目でした。本人はだいぶ落ち込んでいたけれど、レースだからしようがない。自分が人気になっていたのでお客さんには申し訳なかった」と表情はやや複雑だった。

そして、この日もレース展開は薄氷ものだった。目標の照屋将貴が花田将司にたたかれ、照屋-藤田は3、4番手。2角では2番手の藤田晃英と3車身くらい離れ、照屋は「もう届かないかと思って焦った」と振り返った。それでも藤田は至って冷静。「あの位置からでも照屋君は何とかすると思っていた。自分も普段は自力の練習をしているから、タテに踏むことは苦にならない」。最後は貫禄十分に、本来の力を発揮した。