中園和剛(41=福岡)は前期、わずかにS級の競走得点が届かなかった。

それでも「1年前の落車から、ここまでよく頑張れたと思う」と感慨深げに話した。昨年11月豊橋の落車で右鎖骨と、肋骨(ろっこつ)7本を骨折。肺に血がたまる血胸を併発。3カ月以上の欠場を余儀なくされたが「その間、競輪を一切離れ、自分を見つめ直す貴重な時間が取れた。相当な重傷ではあったが意味はあったと思う」と当時を振り返った。特選9Rは人間的にも成長した中園の走りに注目だ。