かつてG1戦線で活躍した前田拓也(52=大阪)が決勝進出を決めた。
前田は21年9月に新型コロナウイルスに感染。1年半の長期間に渡り寝たきりになる重篤な状況を経験して、23年7月に戦線復帰した。その後はチャレンジ降級など苦しい時期もあった。その間、チャレンジでは決勝進出したこともあったが、1、2班戦では決勝に手が届いていなかった。
今回の準決5Rでは川村峻輝の後位から俊敏に立ち回った高間悠平(1着)を追走して、ゴール前は中割りで2着に入り念願の決勝シートを手にした。
「ここまで長かったけれど、地道にこつこつやってきたかいがあった。やっぱりうれしいですね。でも、これは通過点だと自分に言い聞かせて、少しでも上を目指していきたい」と喜びをかみしめた。
毎日多くのレースが行われる日々の中では小さな話題かもしれないが、前田のプライドが輝きを取り戻した、大きな意味のある走りだった。






















