平原康多が底力を発揮した。

 赤板上昇も中井俊亮にたたかれて打鐘7番手。打鐘4角から巻き返すが「中井君とスピードが合ってしまった」と中団外並走となった。それでも2角手前からまくり一撃で快勝。上がり11秒2の1番時計をたたき出した。「何度も足を使って苦しかったが、前場所の反省を生かした練習の成果が出た」と会心の笑顔を浮かべた。優秀は同期の岩津裕介が番手で三宅達也が3番手を固める。ライン3車なら4車結束する中近勢と真っ向勝負になる。まくり連勝で豪快に準決進出を決める。