【川尻将志・間違いない!】

 初日は南関勢の勢いが目立った。山中秀将は1予7Rで惜しくも2着だが、ラインでの上位独占を演出するなど、気配は悪くない。「7番手に置かれる隙を見せてしまったし、今のレースは80点」と自己評価はやや辛口だが「自分は結果が出ても内容が良くないと納得しないタイプ。最近はだいぶイメージ通りの走りができるようになっている」と出来に関しては笑顔で手応えを口にした。

 ◆8R その山中に本命を託す。ラインは細切れ戦。抜群のスピードを秘める山中にとっては戦いやすいメンバー構成だ。中団以内を的確に確保し、豪快に一発を決める。(3)から2、3着は(1)(2)(4)(5)(8)(9)。

 ◆9R 多彩に動ける山田から狙う。実力的には浅井が一枚上だが、初日の落車の影響が気掛かり。松岡との連係にこだわり過ぎると、共倒れのリスクも膨らむ。先手ラインからタイミング良くまくるか、一気にカマすか、山田が流れに応じて柔軟に抜け出す。(3)=(6)流し。

 ◆12R 平原の雪辱戦だ。特選12Rは3着に突っ込んだが、7番手に立ち遅れ「何も見せ場を作れなかった。足の感じは悪くないけど、レースに対応できなかった」と、ため息。それでも、絶体絶命の展開で3着に届く姿には、検車場でテレビ観戦をしていた選手からも「強い!」と声が上がった。福島コンビの結束も魅力だが、安定感に欠ける。積極戦を誓う吉田を目標に平原が鋭く伸びる。(1)から2、3着は(2)(4)(5)(7)(8)(9)。