「モーターボート誕生祭」優勝戦が行われ、瓜生正義(39=福岡)が逃げて誕生祭初Vを飾った。9月の多摩川の周年記念以来、今年3回目の優勝となった。

 5コースからまくり差した三井所尊春が2着、3着は丸岡正典が入った。6日間の売り上げは約35億円で目標を上回った。

 圧勝だった。2コースの辻栄蔵がスタートで遅れ、ノーガードのインになったが、まったく動じなかった。「辻さんがへこんでいるのは見えていたけど、落ち着いていた。外を気にせず回ることができた」。しっかり先マイを果たして押し切った。「前検から気配が良かった。伸びに加えて4日目には出足、回り足に手応えが出てきた」と最後まで鬼足は健在。好素性機のパワーを遺憾なく発揮した。

 次節は住之江SGグランプリシリーズ(18~23日)に臨む。「全力を尽くしてレースをしたい」。今年最後の一戦に向けて、気合を入れた。【土居恒久】