高谷敏史が準決9Rで逃走劇を見せる。

 初日予選は打鐘すぎから逃げて押し切った。「たまたま得意のパターンになった。直線が長いし、最後は抜かれたかと。感じはいいみたい」。無欲の姿勢を強調したが、手応えはばっちり。練習を増やした成果だ。「室内練習用に30万円ぐらいの器械を買ったけど、あんまり使っていない。で、春先からはバンクで乗り込むようにした」。もちろん、投資した費用を回収するために気合は高まる。再び絶妙なペースで逃げる。