新鋭・野口裕史(34=千葉)が、111期の初勝利をつかんだ。

 チャレンジ準決3Rで後位は初手から競り。最終ホームから一気にカマして独走態勢で押し切った。「初日に後ろに迷惑をかけた反省を生かしてスムーズに踏めた」と笑顔を見せた。

 陸上ハンマー投げで国内トップクラスとして活躍し、15年日本陸上競技選手権で優勝を飾った。母校順大の陸上部の先輩・海老根恵太に憧れてプロデビュー。同日のいわき平でも新人がデビューしたが、競走時間は野口が一足早く、結果を出した。「準決の修正をして決勝も力勝負」とデビューシリーズでいきなり初優勝を狙う。