ボート界の頂上決戦、SG第32回グランプリ(19日~住之江)、プレミアムG1第6回クイーンズクライマックス(28日~大村、シリーズ戦は26日から)の出場メンバー、選手情報を届ける。

<石野貴之(35=大阪)GP賞金2位>

 福岡オールスター、鳴門グラチャンと立て続けにSGを制覇。「石野信用金庫」のニックネーム通り、今年の優勝戦1枠では圧倒的な強さをみせた。「そこから急下降ですね(笑い)。流れを変えようとしたらフライングしてしまい…」。下関チャレンジカップは出場できず、峰竜太に賞金1位の座を奪われたが、2位通過で2ndステージの1枠は確保した。

 グランプリは過去4回すべて優出。「優出を逃したことがないのは強み。もう、取らなアカンかなと思う」。戴冠で本当の石野時代が始まる。

<遠藤エミ(29=滋賀)QC賞金2位>

 待望の新クイーンへ、昨年選出1位でV逸した悔しさを原動力に臨む。「これまでは自分にプレッシャーを与えて空回り。これはいいことがないと学習した。精神的な成長を見せたい」。11月のレディースチャレンジカップ連覇は、まさに自然体の走りだった。これで選出2位へ浮上、価値あるトライアル1回戦11Rの1号艇を手に入れた。女子トップ級のターン力は周知の通り。今年は5つのSG競走も経験した。「SGで勉強してきたことを出せないと意味がない」。女子第一人者への道へVあるのみだ。