現役引退を表明した後閑信一選手(47=東京)の引退セレモニーが6日、立川競輪場で行われた。

 黒いスーツ姿で現れた後閑が「G1を狙うには足が足りないと感じ、急でしたが引退を決めました」と言うと、集まった大勢のファンからは「ご苦労さん」、「お疲れさま」という熱い声援が飛んだ。そして「(立川ではダービーの決勝や、(KEIRIN)グランプリに乗り、(97年の)グランプリでは同期の吉岡(稔真)君を転ばして失格してしまいました。あのときにファンの皆様におしかりを受け、少しでも(迷惑をかけた分を)返したいと、命を懸けてここまでやってきました。すべて皆様の期待と声援のおかげです。今後は評論や解説などで競輪を盛り上げていきたいと思います」と第2の人生もバンクにささげることを誓った