日刊スポーツ新聞社制定「第31回競輪年間三賞」が決定した。ガールズ最優秀選手賞にはガールズグランプリ制覇の石井寛子(32=東京)に決定した。表彰式は2月14日、東京・品川プリンスホテルで行われる。

 石井寛子は受賞の知らせに「ありがとうございます! 年に1人しかいただけない賞なので、いつか私も、と思っていました」と声を弾ませた。

 ガールズGPはデビュー年以来、5度目の挑戦でつかんだ栄冠だった。苦労した分、喜びも数倍だ。「勝てたのが1年目より5年目で良かったと思います。ガールズケイリンを長くやったからこそ出会えた人もいて、たくさんの方に声もかけてもらえた」と周囲の支えに感謝し「強く思えば夢はかなう」と喜びをかみしめた。女王として迎える18年も目が離せない。

 ◆石井寛子(いしい・ひろこ)1986年(昭61)1月9日、埼玉県春日部市生まれ。明大卒。104期(ガールズ2期)在校1位、卒業記念女王として13年5月京王閣でデビュー。318戦232勝。通算獲得賞金7115万8000円。160センチ、59キロ。血液型B。