準決9Rで6番車の今西一之(44=埼玉)が快勝し、3連単129万円のジャンボ配当を演出した。

 その準決は3車の北日本、2車の南関、栃茨に別れ、一緒に番組を見た土屋宏が先に南関の3番手を選択。今西は栃茨勢の3番手になった。しかしレースは栃茨勢が先制。番手の塚本和宏が最終4角で外へ張って南関勢と絡み、内を締めていた今西に流れが向いた。

 まさに残り物に福だ。「栃茨の後ろでよかった。初日もそうだが、展開が向いた」。昨年わずか1勝の今西が、自身もびっくりの連勝で2014年5月大宮以来の決勝進出(A級1、2班戦)を決めた。「来期(3班降班)に向けて、今回からフレームとセッティングを変えた。機動型だったころみたいにタテに踏もうとしてね」。決勝10Rも6番車で波乱を呼ぶか。