競輪を題材にした映画「ガチ星」(江口カン監督)の公開を記念したイベントが18日、都内で開かれた。舞台は競輪発祥の地、福岡県・小倉。プロ野球から戦力外通告を受け、自堕落な生活を送っていた主人公が競輪界に飛び込み奮闘する様を描く。江口監督、主演安部賢一、現役競輪選手の佐藤龍二、石井毅によるトークショーやローラー台のデモンストレーションなどで会場は盛り上がった。

 江口監督は「6年前に企画して何とか実現しました。競輪好きの人は映画をあまり見ないんじゃないかと周りから言われましたが、そんなことはないと思い、粘って粘ってやっとたどりつきました」、主人公の浜島を演じた安部は「この作品にすべてを懸けました。ぜひ劇場に来てください」とそれぞれ熱く語った。

 新宿ケイズシネマ、小倉昭和館で26日に公開され、全国で順次公開される。