徳増秀樹(43=静岡)が「濃い~」走りで優出した。

準優9R、インを守ったものの、100メートルを超える深い進入。5対1の隊形になり、大外の西村拓也が単騎ダッシュでまくってくるという大ピンチの展開。

しかし徳増は慌てない。中へこみの苦しい態勢から、西村を冷静にけん制して逃走。

「ホッとしました。レースにいくまで自信がなかった。でも、(本番は)自分の思った以上の仕上がりでした」。機だけでなく、気も万全。

優勝すれば、SGグランプリ出場が現実味を増す。「1回でもいいレースをして、つまんない走りはしたくない。そうすれば、おのずと結果は出る」。

最後も熱い走りで、2月常滑東海地区選以来の今年G1・2勝目を狙う。