春園功太(27=三重)が逃げ切って、ルーキーシリーズ初Vを飾った。2着には最内差した高倉和士。3着は吉田裕平が入った。

進入はインから春園-吉田-村上遼-佐藤隆太郎-高倉和士-角山雄哉で枠なりの3対3。センター勢のもつれもあったが春園はすんなり先マイ、バックで抜け出して優勝を決めた。

前期にA2を飛び越えて一気に初のA1の座についたかと思うと、今期は7点超と勝率を伸ばした。今、最も乗れている男と思わせる。スタート力とハンドルの切れ味に磨きがかかっている。

三重に新しく現れた期待株。来年はSGでも活躍が期待される勢いだ。新期(11月)に入ると、初経験となるG1周年が立て続けに入っている。「今節はそれに備えて気持ちを入れて走りました」。すでに心構えもできている。次走は11月1日から若松G1周年の予定。【江崎禎紀】