【大野義孝のオレに任せろ】

3日目のSSトライアル戦は11Rが佐藤貴也(2日目反妨のため失権)が勝利、12Rは青山周平が連勝を飾った。4日目のSSトライアル戦で「オレに任せろ」の大野義孝は、11Rの荒尾聡を本命に抜てきした。大会連覇へ車を立て直して反撃に転じる。

◆11R 飯塚ランクNO・1、荒尾聡の巻き返しに期待する。前大会優勝戦はS3番手をキープし、3周3角で鈴木圭一郎をかわして2番手に浮上。8周3角で先行する青山周平を抜いて、感涙のVゴールを決めた。SGでは07年オールスター以来、10年ぶり2度目の優勝だった。

今大会はタイヤの跳ねに苦しみながらも、3日目を終わって7位につけている。初日は、S7番手から展開にも助けられて3着まで上がった。2日目は、S4番手からタイヤのひどい跳ねに泣かされ8着大敗。3日目は、いったんは最後方となったが、何とか3着に食い込んだ。まだ、本調子ではないが、気持ちは負けていない。「(3日目は)試走からレース前半までは跳ねた。後半になってだいぶ収まった。タイヤがいい分、しのげた」と話した。このタイヤは、4日目に使うタイヤの候補のひとつだ。

車の仕上げに力が入る。前節の地元では、3節前のG1飯塚開設記念の車に乗り戻った。今大会は3日目に向かって新品シリンダー、ピストンを交換してヘッドを戻した。それでも「伸びのない症状が続いている」。レース終了後はすぐに下周りに着手し、メタル交換した。

今年は調子落ちした。SG優出は1月の地元全日本選抜(優勝戦2着)だけ。優勝もミッドナイトと一般戦の2回。ここは決定戦優出を決めて健在ぶりをアピールしたい。当大会は15回目(優出11回)の出場だが、優出率は73・3%と高い。

対抗は青山の速攻だ。高橋の巧腕、鈴木の攻撃力、篠原の一発も怖い。(6)=(5)-(2)(7)(4)の6点で勝負。