シリーズ戦は塩崎桐加(26=三重)が、カドから豪快にまくって優勝を決めた。通算3回目の優勝。8月のプレミアムG1レディースチャンピオン(蒲郡)の出場権を得た。

これで3回の優勝全部が4枠だ。「4枠は大好き」と公言するのもうなずける。カドから全速のスタートを決めると「一瞬迷ったけど、思い切り行った」。判断は正解だった。一気にスロー勢をのみ込んだ。クライマックス優勝戦の6人にも負けないほど、機力はパワフルだった。

19年前期は初のA1昇格を果たした。G1への思いは、いっそう強くなる。「まだ1回しか出ていない。タイトルを取りたい」。同時にクライマックスへの思いをはせる。「来年の最終目標。あの舞台で走りたい」と言い切る。産休明けの18年は飛躍の1年だった。そして19年はさらに最高の1年にするつもりだ。【中牟田康】