縁深い大会でファンへ恩返しを! 「ROAD TO オールスター」の第4回は、桐生順平(32=埼玉)をピックアップする。言わずと知れたボートレース界屈指のスピードスター。だが、オールスターは優出4回がありがなら優勝はない。13年のリベンジを含め、今度こそ優勝をつかむ。

今年も1万4956票の得票で3位選出された。これで9年連続9回目の出場。SG壮行会では「みなさんのおかげ。ありがとうございます」と感謝した。

大会との縁は深い。SG初出場、SG初優出、SG優勝戦で初の1号艇もオールスターで経験した。「最初に出たSG。福岡(13年)は優勝戦1号艇でも乗った思い出のレース。悔しい思いもしました」と振り返った。15年大村、17年福岡を合わせ、大会優出は4回あるが、6着3回、転覆1回と思うような結果は残せていない。それだけに「令和初のSG。そこをしっかり取って、グランプリに行けたら」と、明確な目標を掲げた。

初日ドリーム3号艇も験がいい。2年前には1号艇の峰竜太を、3コースからまくった。「(今回も)楽しみにしていただければ」。ファンを魅了することをモットーに、恩返し&リベンジVをもくろむ。【窪寺伸行】

◆桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)1986年(昭61)10月7日、福島県生まれ。100期生として07年5月の戸田でデビュー。11年8月の戸田で初優勝。G1優勝8回、SGは17年12月の住之江グランプリなど3冠。通算優勝36回。同期は和田兼輔、平高奈菜ら。161センチ、53キロ、血液型AB。

※明日は「注目選手下」