予選8Rの高久保雄介(32=京都)は、S級デビュー戦の113期植原琢也の先行を豪快に7番手からまくった。

「成績だけ見たら、あんなにガンガン行く子やと思わんかった。でも僕が前受けで向こうは足を使って出ているから、焦ることはなかった」と、想定外の展開にも動じなかった。

S級の厳しさを教えた? の問いには「もっと着外まで沈めていたら、そう言えたかもしれないですね」と苦笑い。

しかし、柔和な態度もここまで。準決10Rで稲川翔に任されると聞くと、一気に表情が引き締まっていた。