雨巧者の吉原恭佑(30=伊勢崎)が湿走路で躍動した。スタート対策でクラッチを扱ったことが功を奏した。

準決11Rは4番手スタートから前団を追い、2周3角で抜け出した。「浜松のSGオールスター準優勝を含めて全部雨のおかげ。雨は最高。シリンダーを換えて力が出た気がする。タイヤは感触のいいものに換える」。3年ぶり2回目のG1優勝を懸けて、序盤の展開づくりに専念する。